皆さんこんにちは!管理人です。
本記事は
第二種電気工事士令和5年度公表問題4の
複線図作成手順を解説した記事になっています。
- 複線図の書き方が分からない
- 公表問題4の複線図をマスターしたい
という方向けの記事になっていますので、
合格のために役立ててください。
公表問題4では動力電源の複線図をマスターできるよ
- 誰でもできる複線図作成の基本5手順
- 公表問題4複線図完成図とポイント
- 公表問題4複線図作成手順1:各器具・電源を配置する
- 公表問題4複線図作成手順2:各器具・電源に「+」「-」を記入する
- 公表問題4複線図作成手順3:電源の「+」からスイッチ・コンセントの「+」へ線を引く
- 公表問題4複線図作成手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 公表問題4複線図作成手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげ動力電源を仕上げる
- 公表問題4複線図作成手順とポイントまとめ
誰でもできる複線図作成の基本5手順
複線図作成の手順についてはこちらの記事を参考にしてください。
この記事に記載した複線図の基本手順はこちらになります。
- 手順1:各器具、電源を配置する(ジョイントボックスも)
- 手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
- 手順3:スイッチとコンセントに電源から+線を引く
- 手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
公表問題4の複線図もこの手順に従って書いていきます。
手順とポイントが記載されていますので、
実技試験である第一歩目の複線図をマスターしていきましょう。
公表問題4複線図完成図とポイント
公表問題4のポイントは動力電源(3相3線)と動力電源から単相電源を取り出すです。
まず1つ目の動力電源ですが、
- 3線必要
です。
単相の場合は2本で足りますが、動力電源は必ず3本必要になります。
そして2つ目のポイントである動力電源から単相電源を取り出すですが、
- 動力電源の3線から2線を選んで取り出す
ことが必要になります。
単相の電源から取ればいいじゃん!200Vじゃなくて100Vの方がいいじゃないの?と思いますが、欲しい電圧が200Vの場合は動力から2線取った方が早いです。動力は200Vですからね。実際に動力盤ではこの200Vを使って制御電源なんかに使ったりします。
…と、いろいろウンチクは出てくるものですが、資格試験には関係ないのでここでは問題の複線図の作成方法だけマスターしていきましょう。
公表問題4複線図作成手順1:各器具・電源を配置する
これは問題のシンボルをそのまま書くだけなので簡単ですね。
各々のシンボルはそのまま覚えてください。
公表問題4複線図作成手順2:各器具・電源に「+」「-」を記入する
器具・電源には必ず「+」「-」があります。
電気は「+」から「-」へ流れるが複線図作成のポイントなので、必ず記入しましょう。
動力電源、動力電源が必要な機器には「R」「S」「T」の3つを書きましょう。
公表問題4複線図作成手順3:電源の「+」からスイッチ・コンセントの「+」へ線を引く
ここでも斜めに線を書くな!となるべくジョイントや渡り線を活用する!のルールを守りましょう。
スイッチとコンセントはもう大丈夫ですね。
スイッチとコンセントへ電源の「+」から線を引きます。
メインの動力電源ですが、一番最後に作成方法を紹介します。
公表問題4複線図作成手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
公表問題1、2と同じように、単純にスイッチの「-」とスイッチの記号と同じ器具の「+」に線を引きます。
次は最後の仕上げと、動力電源になります。
公表問題4複線図作成手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげ動力電源を仕上げる
最後は残っている「-」を全てつなげます。
問題の動力電源ですが、電源の「R」「S」「T」と機器側の「R」「S」「T」をそのまま繋げます。
後は3線の内どれでもいいので2本選んで電源表示灯へつなげれば完成です。
どれでもいいと言いましたが、問題の施工条件で指定されると思いますので、それに従ってください。
5つの手順ですんなり複線図が完成したね
公表問題4複線図作成手順とポイントまとめ
公表問題4の複線図作成のポイントは動力電源(3相3線)と動力電源から単相電源を取り出すです。
動力電源には
- 3線必要
動力から単相電源を取り出すには
- 動力電源の3線から2線を選んで取り出す
ということをマスターしましょう。
動力以外は単純なスイッチとコンセントしかないので、
この問題が出たらチャンスですね。
ここで確実にマスターしておきましょう。
工具や練習材料を手配していない方はこちらの記事を参考にしてください。