皆さんこんにちは!管理人です。
本記事は
第二種電気工事士令和5年度公表問題3の
複線図作成手順を解説した記事になっています。
- 複線図の書き方が分からない
- 公表問題3の複線図をマスターしたい
という方向けの記事になっていますので、
合格のために役立ててください。
公表問題3ではタイムスイッチの複線図をマスターできるよ
- 誰でもできる複線図作成の基本5手順
- 公表問題3複線図完成図とポイント
- 公表問題3複線図作成手順1:各器具・電源を配置する
- 公表問題3複線図作成手順2:各器具・電源に「+」「-」を記入する
- 公表問題3複線図作成手順3:電源の「+」からスイッチ・コンセントの「+」へ線を引く
- 公表問題3複線図作成手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 公表問題3複線図作成手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
- 公表問題3複線図作成手順とポイントまとめ
誰でもできる複線図作成の基本5手順
複線図作成の手順についてはこちらの記事を参考にしてください。
この記事に記載した複線図の基本手順はこちらになります。
- 手順1:各器具、電源を配置する(ジョイントボックスも)
- 手順2:各器具、電源に「+」「-」を記入する
- 手順3:スイッチとコンセントに電源から+線を引く
- 手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
- 手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
公表問題3の複線図もこの手順に従って書いていきます。
手順とポイントが記載されていますので、
実技試験である第一歩目の複線図をマスターしていきましょう。
公表問題3複線図完成図とポイント
公表問題3のポイントはタイムスイッチです。
タイムスイッチのポイントは2つあります。
- 片切スイッチと同じ考えをしない
- 電源がいる
です。
1つ目のポイントである、「片切スイッチと同じ考えをしない」とは何か?
公表問題1,2でスイッチの「-」は「+」と考えると話してきましたが、タイムスイッチは別です。タイムスイッチの端子にある「+」は片切スイッチで言う「-」に当たります。
はぁ?何言ってんの?
と思う方は、これから先の複線図作成手順で詳しく説明していますので、そこで理解を深めてください。
2つ目のポイントである「電源がいる」はそのままですね。
この電源はタイマーを動かすための電源です。
この電源からスイッチへも供給されます。
公表問題3複線図作成手順1:各器具・電源を配置する
これは問題のシンボルをそのまま書くだけなので簡単ですね。
各々のシンボルはそのまま覚えてください。
公表問題3複線図作成手順2:各器具・電源に「+」「-」を記入する
器具・電源には必ず「+」「-」があります。
電気は「+」から「-」へ流れるが複線図作成のポイントなので、必ず記入しましょう。
タイムスイッチの「+」「-」もそのまま覚えてください。
公表問題3複線図作成手順3:電源の「+」からスイッチ・コンセントの「+」へ線を引く
ここでも斜めに線を書くな!となるべくジョイントや渡り線を活用する!のルールを守りましょう。
スイッチとコンセントはもう大丈夫ですね。
スイッチとコンセントへ電源の「+」から線を引きます。
問題のタイムスイッチですが、上図にあるように内部でスイッチの「+」へ渡っています。
なのでここの手順では端子台の電源部「+」へ線を引きましょう。
公表問題3複線図作成手順4:スイッチの「-」から対象器具の「+」へ線を引く
公表問題1、2と同じように、単純にスイッチの「-」とスイッチの記号と同じ器具の「+」に線を引きます。
タイムスイッチも同様です。図にあるように端子台の残りの「+」がスイッチの「-」となっていますので、そこから器具の「+」へ線を引きます。
公表問題3複線図作成手順5:各器具の「-」と電源の「-」を全てつなげる
最後は残っている「-」を全てつなげてしまえば完成です。
5つの手順ですんなり複線図が完成したね
公表問題3複線図作成手順とポイントまとめ
公表問題3の複線図作成のポイントはタイムスイッチです。
タイムスイッチには
- 電源がいる
- 見えてない内部配線がある
ということをマスターしましょう。
タイムスイッチはこの問題でしか出題されません。
逆に言えば、これから復習のチャンスが無いということです。
ここで確実にマスターしましょうね。
工具や練習材料を手配していない方はこちらの記事を参考にしてください。